国際理解教育

平成28年度 第1回海外短期研修の全てのプログラムが終了しました

1 第1回海外短期研修報告会が実施されました
 報告会の目的、内容等は以下の通りです。なお、3名のゲストの方々がお越しくださいました。
<1> 実施の目的
《 目的 》 海外研修に参加した生徒から、研修で触れた「最先端の科学技術」や、語学学校で交流した学生から得た「世界の様々な文化や習慣」の知識などを、研修に参加していない生徒と共有することを通して、国際理解教育の興味・関心を深めるとともに、その理解の一助とする。
<2> 実施日時   平成29年3月10日(金) LHR11:15~12:05
<3> 実施場所   本校体育館
<4> 内  容   開式の言葉
(1)学校長挨拶
(2)学年主任から
    《 ゲストの紹介 》
  札幌米国領事館首席領事          Rachel Brunette-Chen さん
  札幌米国領事館広報文化交流担当領事     Harvey Beasley    さん
  ハーバード大学メディカルスクール    リサーチ・フェロー 和田剛志先生
(3)海外短期研修代表者挨拶
(4)進行の合図で、ポスターセッションを開始
○第1回目のポスターセッション スタート    プレゼン8分+質疑応答7分
○第2回目のポスターセッション スタート    プレゼン8分+質疑応答7分
(5)海外短期研修代表者挨拶
(6)学校長からの講評
(7)ゲストからの講評
   閉式の言葉
<5> 写真でみる実施の状況

写真1 校長先生からご挨拶(会場の様子)

写真2ゲスト紹介( 和気藹々とした雰囲気でした )

写真3 緊張感が漂っています。学年全体でポスターセッションの実施は本校では初めてのことですから・・。

写真4 首席領事のRachelさんの前で、堂々としたプレゼンをしています。

写真5 食入るように傾聴している姿は感動そのものです。何かを学ぶ瞬間ですね。

写真6 活気に包まれている様子です。

写真7 どのような質疑応答だったのでしょうか?

写真8 2回目のセッションです。何をお見せしているのでしょうか?楽しそうで何よりです。

写真9 2回目のセッションなので、表情も一段と和やかです。

写真10 「しっかりと聞こう。」という姿勢が窺われます。

写真11 話し手も聞き手も慣れてきたようです。

写真12 「あれ?どうして先生が・・・?」「ボストンへ行った人は例外なく、皆、発表するのです。」

今回のポスターセッションに関するアンケート調査で
「本日の報告会に参加して、自分も何かに積極的に参加したいものを見つけたいと思いましたか。
1 全く思わない 2 思わない  3 思う 4 強く思う」という質問項目を入れました。
「4 強く思う」を回答した生徒は20.8%、「3 思う」を回答した生徒は43.1%で、「自分も何かに積極的に参加したいものを見つけたい」と思った生徒が全体で約64%に達していました。
 さらに、「3,4の回答者に尋ねます。それは何ですか。以下に書いてください。」の回答では、 
女子生徒 ○わからない。ただ漠然と。やりたいものがあるとキラキラした目で言っていた発表者は、ステキだった。いつか私もそうなりたいなあと思う。
男子生徒 ○大学に入学後、自分も外国での長期滞在をしてさまざまな文化に触れてみたいと感じた。
女子生徒 ○留学をしてさまざまな価値観の違いや考えを知ること。
女子生徒 ○発展途上国でのボランティア活動。
などがありました。
 今回のポスターセッションで、発表者の熱い思いや新鮮な体験を、他の生徒は十分に知ることができたようです。多方面で大きな価値を生み出したポスターセッションとなったようです。アンケート結果では、「留学をしたいと考えるようになりましたか。」と言う問いに72%の生徒が「思う」「強く思う」と回答しています。こうした結果からも、第1回海外短期研修の実施は、参加した生徒は勿論のこと、他の生徒にも国際理解の機会や留学を考える機会の一助になったものと言えるでしょう。
 最後に、今回の海外短期研修の実現に向けてご理解とご協力くださった関係各位へ深く感謝申し上げます。
                         文責 1学年主任 亀谷 千代仁

2 海外短期研修のフォローアップ・ディスカッションが行われました
 第1回海外短期研修の報告会後に、参加した生徒を対象に、留学を視野に入れた海外短期研修のフォローアップを目的としたディスカッションが札幌米国領事館の協力の下に実施されました。講師は、札幌米国領事館首席領事のRachel Brunette-Chenさんと札幌米国領事館広報文化交流担当領事のHarvey Beasleyさん、そして、広報文化部情報資料補佐官の牛丸 由恵さんです。日常生活における日米の比較から、物事の捉え方の相違点までディスカッションしました。Harvey Beasleyさんの出張が控えていたため、十分な時間が取れなかったことが大変に残念でしたが、短時間でも多くのことを学ぶことができました。札幌米国領事館の皆様方には、心より感謝申し上げます。

写真13 首席領事と補佐官によるグループAでの討論

写真14 首席領事のグループBでの討議

写真15 広報文化交流担当領事と補佐官によるグループAでの討論

平成28年度 海外短期研修 出発前オリエンテーションと結団式

[1]出発前オリエンテーション
1 実施日時 平成28年12月21日(水)13:00~14:00
2 参 加 者 参加希望者42名で実施しました。
3 実施内容 実施内容は大きく次の2点についてのオリエンテーションでした。
    (1)明山さんから「 栞 」を用いた説明
 配布物の確認
(ア)配布物の確認を行いました。
  (1)保険契約書 (2)アメリカ東部 徹底ガイド (3)栞の拡大版(保護者用)
  (4)荷札関係(ステッカー含む)
(イ)栞を用いた説明
  (1)出発日の案内 
  (2)出発日の荷物に関する注意事項 特に、重量制限について(日本航空):30kg以内
  (3)スーツケースには鍵を掛けない。但し、スーツケースの鍵は必ず持参する。
   アメリカ入国の際は、荷物を自由に検査することができる状態が要求されます。
   ですから、ベルトを巻きつけることをお勧めします。
  (4)機内持ち込み手荷物の規定について(日本航空):重量制限10kg以内と鋏類は持込禁止
   ・機内に持ち込める液体物について( アメリカ東部 徹底ガイド )
  (5)携行品のチェックリストについて
   ・常備薬(風邪薬、酔い止め、胃腸薬等)
   ・腕時計、目覚まし時計は必須アイテム。誰か持っていくだろうとは思わないこと。
  (6)緊急連絡先
   ・語学学校、札幌北高、(株)アイエスエイと引率者のアメリカで使用する携帯電話の確認
  (7)旅程の概略
   ・1月8日の自主研修日の集合場所について
   ・1月9日の語学学校の集合時間の確認及びパスポートと保険契約書の持参について

写真1 ISAの明山さんによる
栞を用いたオリエンテーション
写真2 栞(左)と拡大版(右)
写真3 真剣な眼差しで聞き入る様子 写真4 荷札の確認と機内持ち込み可能な
液体物の確認

(2)ボストンの地下鉄・バスの利用について
「緑色の地下鉄には、4つのコースがあります。」「街中へ向かう場合は、INBOUNDで、町から離れる場合は、OUTBOUNDのコースの入り口から入りましょう。」「○○から△△へ行く場合はどちらですか?」の質問に、生徒は全員「OUTBOUND」です。明山さんは「正解」です。このやり取りを聞いていた私は、「?INBOUNDではないの?」。休憩時間に生徒に聞く始末です・・・・。まだ、理解していません。「これは間違って痛い目にあって分かるでしょう。」と自分に言い聞かせました。そして、「流石北高生!」と感心すると共に、成長した生徒が眩しく感じました。

写真5 地下鉄・バスの乗り方の説明 写真6 ボストン市街の地下鉄の路線図の説明
写真7 GREEN LINEの説明の写真 写真8 地下鉄の改札の仕方についての説明
写真9 バス停の説明 写真10 休憩時間に生徒に質問している筆者

[2]結団式
1 実施日時 平成28年12月21日(水)14:05~15:00
2 参 加 者 参加希望者42名で実施しました。
3 次  第 次第は以下の通りです。
     開式の言葉
  1) 学校長挨拶      大鐘 校長
  2) 引率・添乗者の紹介  学年主任
  3) 引率・添乗者の方から  ISA  明山 様
  4) 栞の説明       
   ・栞の構成と趣旨について  
   ・旅程の再確認・生活について
    健康管理について      ISA 明山 様
  5) 決意表明 各生徒 
     学年主任から     学年主任
     閉式の言葉
4 内  容
 (1)大鐘校長先生の挨拶
 新渡戸稲造と内村鑑三両名は若くしてアメリカを訪れたこと、さらに両名の代表的な著書「武士道」と「代表的日本人」に触れ、これらが英語で書かれたことについてお話しされました。彼らと同じような年頃で、この度ボストンの地を踏むみなさんは、必ずや大きく成長して帰国してくれることを信じている旨をお話ししてくれました。さらに、この度の海外短期研修は、本校が開校以来初の団体としての海外研修であることは、非常に意味深いものであることもお話ししてくださいました。

写真11 大鐘校長先生のお話の様子

(2)栞の構成と趣旨については、Sさんが英語で説明してくれました。
  正しく、海外短期研修が既に始まっていることが窺えます。栞の表紙には次の文章が書かれています。
  Now is the time・・・・ Only you can change yourself .
  If not you, who? If not now, when? The time has come.
  Sさんは、落ち着いてゆっくりと話してくれました。
  そう、「その時が来ました。」に尽きます。
  一人ひとりの決意表明は、感動の嵐でした。
  「日本文化の良さをしっかり確認できる研修にしたいです。」
  「自分の考えを持って意見を発信したい。」
  「感謝の気持ちで有難うと言える自分に変わりたい。」
  「自分を試す。自分を変える。」
  「自らチャレンジしてきたい」
   共通した言葉は、「失敗を恐れずに、頑張りたい。」でした。

   一人ひとりの目の輝きは一段と煌いていました。気持ちが入ってきたようです。
   出発日には、元気で会いましょう。

文責 1学年主任 亀谷 千代仁

 <参考>
  ボストンの時間と日本の時間の早見表を以下に掲載します。

28年度 海外短期研修 第3回オリエンテーション

1 実施日時 平成28年12月19日(月)15:50~17:00
2 参 加 者 参加希望者43名全員で実施しました。
3 実施内容 実施内容は大きく次の2点についてのオリエンテーションでした。

(1)ISAの登坂さんによるディスカッション ~限界を決めずにもっと積極的に参加しましょう~
・ 講演会では傾聴して積極的に質問をすること
  ハーバード大学に在学している日本人の学生や大学院生、ハーバード大学メディカルスクールのポストドクターの先生やボストンで起業している方など、多くの方々の講演があります。みなさん時間を割いて、「札幌北高校の生徒のために」と協力してくれます。そうした方々が、「今日、このプログラムに参加して本当に楽しかった。高校生と一緒に参加して嬉しかった。」と感じてくれる講演にするには、話し手の他に、聞き手の参加の仕方によるところが多いです。例えば、「質問はありますか。○○君」に対して、「特にありません。」の返答では、「本当に私の話を聞いていたのですか。」となるのは当然でしょう。専門性も経験値も違う方からの講演です。全てを理解することは難しくとも、「ここまでは理解できるが、この点から理解できない。だから、ここを明確にしたいから、この点を質問しよう。」という積極的な参加が大切であり、講演を成功させるためにも必要なのです。みなさんは、札幌北高校の海外短期研修の一期生なのです。一期生の動きが後輩に大きく影響してくることも考えてください。「札幌北高校の生徒のみなさんのためなら、一皮脱ぎましょう。」の言葉が、今回のプログラムに参加してくれる方々の口から出てくることを期待したいです。

写真1 ISAの登坂さんによる講演に参加する際のマナーについて

・「知っていました?ハーバード、MITほか 米有力大学への日本人留学生が激減中」
「SIMULATION REPORT 『勝てる日本のつくり方』を考える」で、島根大学名誉教授 保母武彦氏のレポート(写真2)を5分以内で黙読した後、このレポートに関する感想を話すプログラムを行いました。

写真2 ディスカッションに用いられた資料

写真3 資料を黙読している様子 写真4 もう直ぐBOSTONです!

 合計3名の生徒の感想を聞き、一人ひとりの感想に関する派生的な質問を登坂さんが、投げかけます。それに対して、少しずつ積極的に回答をする生徒が増えてきます。現地での講演をイメージさせるような雰囲気の場を作っていました。
 多くの発言した生徒達の共通の言葉は「限界を決めない」でした。「限界ラインを決めずに、そのラインを超えて冒険をしよう」という気概を持ったようです。

写真5 ディスカッションの様子

(2)諸連絡について
 Kaplan Harvard Squareの所在地の地図及び男子の滞在先 Hi Boston Hostelの所在地の地図が配布されました。いよいよ感で一杯です。また、男子生徒は、Hi Boston Hostelでは4名で一部屋となることが決まり、その部屋割りを決めました。

写真6 諸連絡の様子(ISAの登坂さんと明山さん)

 さて、前回のオリエンテーションで明山さんが発した言葉、「絶対にアウェー感に屈しないで下さい。」「頭で思ったことが、現実にできますか?」を、今回のディスカッションを通して皮膚感覚で体験したものと思います。
 芸術鑑賞ではよく、「鑑賞者が良いほど,作品は面白くなる」という言葉を耳にします。どんなに素晴らしい絵画を制作しても、鑑賞者がいなければ芸術作品の価値は半減するでしょう。鑑賞者がいてはじめて芸術作品は耀きを持つことでしょう。その鑑賞者が芸術家のレベルであればその作品の価値はさらに高まっていくことでしょう。
 BOSTONでの講演では、講演者と本校の生徒との対話がプログラムの成功を導いてくれるものと期待しています。そのための練習を、また、考えるきっかけを今回のオリエンテーションが与えてくれたものと感謝します。

 文責 1学年主任 亀谷 千代仁

 

平成28年度 海外短期研修 第2回オリエンテーション

1 実施日時 平成28年12月14日(水)15:50~17:00
2 参 加 者 急用での欠席1名を除いた42名で実施しました。
3 実施内容 実施内容は大きく次の3点についてのオリエンテーションでした。
(1)ISAの明山さんによるケーススタディー~こんなとき、どうする??~
 Case Study
語学学校の初日、教室に入ると殆どが○○人の生徒でした。彼らは楽しそうに○○語で話をしていて、会話に入り込む隙間がなく、休み時間は一言も話ができずに寂しい思いで1日を過ごしました。

さて、あなたならどうします?
明山さんの言葉、「本当に想像を絶するアウェー感を強く覚えます。特に札幌北高生の今回の研修では、前の週から引き続き語学学校で学習している海外の生徒ばかりです。友人関係が既に形成されたグループの中に入るわけですから、勇気を出して話しかけることが大切です。」明山さんの言葉は続きます。
「では、そうしたグループの人達と、どのようにして友人関係を築いたらよいでしょうか。」
多くの生徒が挙手をし、「自分の趣味などについて話をして、自分に興味を持ってもらうようにします。」と回答していた生徒がいました。他にも多くの生徒が積極的に回答し、モチベーションが向上していることを肌で感じました。
明山さんの一言「絶対にアウェー感に屈しないで下さい。文法が合っているのかなどを考えている時間はありません。会話はどんどん先に進みます。」には、感心していました。そして、「頭で思ったことが、現実にできますか?今日のこのオリエンテーションを思い出してください。」には、「勉強をしにいく覚悟を決めなさい。」と言われているのでしょう。生徒の顔は皆、真剣そのものでした。

写真1 Case Studyの資料や渡航同意書の書類

写真2 Case Study に積極的に参加している様子

Case Studyは全部で7つ設定されていました。文化差や価値観の差を考えさせられるCase Studyのテーマもありました。生徒はみな積極的に発言をし、早速、「日常の文化差や異文化理解」を体験していました。
目の輝きも一段と眩しいものでした。

(2)米国渡航同意書に関して
 米国渡航同意書の作成に関する指導がなされました。いよいよ出発間近という雰囲気になってきました。この書類は、19日(月)までに作成し、当日の第3回オリエンテーションに提出することになりました。

写真3 米国渡航同意書の説明の様子

(3)自主研修について
 自主研修のタイムスケジュールに関しては、12月19日(月)に提出し、出発前オリエンテーションのある12月21日(水)に調整の有無に関する結果を報告することになりました。
自主研修のグループは7つの班、それぞれの研修テーマも決まりました。栞も12月21日(水)の出発前オリエンテーションには完成しており、これを用いて説明がなされる予定です。

(4)その他
 (ア) 明山さんからの事務連絡
 (イ) 海外短期研修の報告会について(学年主任から)
 (ウ) 全般に関する質問について
  出発が近づいてきたこともあり、多方面にわたる質問がどんどん出てきました。

Case Studyでは、かなり積極的に発言していました。間違いなく、前回よりも数段大きく成長しています。この海外短期研修に関する個人の学習テーマも決まり、それぞれの生徒がそれぞれのテーマを貫徹するためにモチベーションを向上させたと思われます。本当に頼もしい姿を観ることができました。
明山さんの言葉、「絶対にアウェー感に屈しないで下さい。」「頭で思ったことが、現実にできますか?」で不安になった生徒もいることでしょう。その不安を勇気で乗り越えて欲しいです。この海外短期研修の目的の一つには、「コミュニケーションができる自分づくり」もあります。
「屈強な精神力を育み、大きく成長する研修の実現」を果たしてくれることを大いに期待しています。

                                文責 1学年主任 亀谷 千代仁

平成28年度 海外短期研修 第1回オリエンテーション

1 実施日時 平成28年11月14日(月)15:50~17:00
2 参 加 者 風邪での欠席2名を除いた41名で実施しました。
3 実施内容 実施内容は大きく次の3点についてのオリエンテーションでした。
(1)ISAの明山さんによるAmerica Quizによるアイスブレイク
 「ボストンのある州や地図上での位置はどこ?」から始まり、「ボストンの気温と札幌の気温との比較」、「1月時点でのボストンと日本の時差」、「ボストンの人口に対する学生の割合や人口の平均年齢」、「2016年11月14日現在の為替レートは?」「コインのニックネームは?」など、ボストンに関する知識からボストンでの日常生活をイメージさせるクイズを通して、アイスブレイクが行われました。生徒は全員笑顔で一杯でした。さらに明山さんから「ボストンに関する天候やアメリカ情勢などにも気を配り訪問地の情報を収集することは大切です。」の言葉に、感心の表情で一杯でした。

写真1 America Quiz の様子

 (2)自己アピールについて 

  「自分の強みとは何か。最低10個の強みをあげてください。」と明山さんが言いました。「いったい何故。」と思った生徒は多かったようですが、続く言葉に納得していました。「ボストンで多くの友人を作るためです。多くの趣味や特技を持っている人ほど、多くの友人ができます。周囲の外国の学生がみな同じ趣味やスポーツに興味がある訳ではありません。ですから、自己紹介の機会には、多くの趣味や特技を相手に伝えることで、自分に興味をもってもらえるようにしてください。
 ということで、自己分析を行い、出発までには「10個の強みを言えること」が宿題となりました。

写真2 自分の強みについてのレクチャー

(3)自主研修について
 1月8日(日)に「Park Street駅にAM10:00に集合し、16:00に解散」とした自主研修を実施することになりました。4名~6名の構成メンバーで1チームを編成することになりました。このチーム作りのリーダーをCさんが引き受けてくれました。来週は後期中間考査です。中間考査終了後から本格的に活動が開始される模様です。参加者が中心になって、いろいろと決定していく方式でこれから進みます。こうしたオリエンテーションもリーダー養成の一助となっていきます。

写真3 自主研修の内容の様式についての説明

(4)諸連絡
 (ア) 明山さんからの事務連絡
 (イ) 研修報告書の作成についてと研修報告会についての連絡
  報告書の書式なども、参加者で決めていくようにして欲しい旨を伝えました。

 早めに会場に来た男子生徒は何も言われなくとも最前列の席に座りました。彼の積極性を強く感じました。思い起こすと、9月に行われた説明会では最後尾の座席から順に前へと席は埋まっていきました。そうした状況が、今や最前列の座席から埋まっていきます。既に、生徒はより積極性を示すように変わりました。頼もしい限りです。
 今回の海外短期研修が、積極的な英語によるコミュニケーションを行うことを通して自分の考えを発信し、相手の話を傾聴する対話を通して、異文化を理解することや国際感覚を学ぶよき機会となってくれることを大いに期待します。

                                  文責 1学年主任 亀谷 千代仁

Rachel Brunette - Chen札幌米国首席領事による講演

1 実施の経緯
 現1年生と現在の社会を取り巻く環境を次のように把握したとき、本年8月に札幌米国総領事館に着任されたRachel Brunette-Chen(レイチェル・ブルネット・チェン)首席領事による講演は、本校1年生にとって多大なる教育効果を期待できるものとして、本校での講演を依頼するにいたりました。 
 現状の把握の第1点は、本校の1年生は、女子生徒が男子生徒より55名多い学年であり、これは、ここ10年間で比較しても男女差は最大である特徴的な学年であることです。第2点は、今日的な社会的課題として女性の社会進出がクローズアップされており、国の施策にも掲げられています。さらには、グローバル化に対する教育施策の一つとして、海外留学に対する施策も行われてきていることです。
 こうした現状把握を踏まえる中、子ども達によりよい知識や体験を与える機会として、レイチェル・ブルネット・チェン札幌米国首席領事による講演は最大の教育効果を期待できるものと1学年団は判断し、今回の講演を学年集会の中で実現するに至りました。
2 講演の概要
 ご講演の概要は先方にお願いして、概ね次の3点です。
 (1) 女性の社会進出の意義 
 (2) グローバル社会でリーダーになるために必要なこと
 (3) 国際理解の必要性・海外留学の意義について
3 実施日
  平成28年10月28日(金) 3校時のLHRで実施しました。

 国際理解教育の観点から、アメリカ国旗を左に、日本の国旗を右側に掲げ首席領事をお迎えしました。これは、北海道の国際的来賓をお迎えする際の形式に準じたものです。
 留学関係、女性の社会進出やグローバルリーダーに関するお話は、生徒にとって非常に有意義なものとなりました。

 首席領事からの女性の社会進出に関するユニークな質問の中には、アイスランド国の実情に関するビデオが流され、アメリカや日本との違いを考えさせるものがありました。これには、生徒達がかなり関心を示しました。「イクメンになりたい男子生徒はいますか。」との質問には、会場が割れんばかりの笑い声で一杯となっていました。

 留学関係については、ご自身の日本でのホームステイに関する経験談を、ジョークを交えながらお話くださり、留学への関心も高まったようです。写真は、首席領事が日本のホームステイ先のホストに宛てた手紙の写真です。決して上手な日本語ではなく、むしろホストが心配になったのではないかと思ったほどであったそうです。日本で多くのことを学びたいと強く思う気持ちが留学を可能としたことを、実体験を通して伝えてくれました。

 講演は、女性の社会進出に関する専門用語が用いられることが予想されたので、日本語でお願いしました。とても流暢な日本語に生徒達も感心していました。生徒からの質問は英語でするように事前に伝えておりましたので、英語で多くの質問がなされ、本校生徒の英語力の高さを改めて感じることができました。首席領事も校長室で褒めてくれたそうです。 
 大変に明るく、ユーモラスであり、また、インテリジェンスの高さを強く感じさせる講演に、生徒達は多くのことを学び取り、そして、多くの希望を持つことができました。
 レイチェル・ブルネット・チェン札幌米国首席領事に深く感謝申し上げます。

文責 1学年主任 亀谷 千代仁

海外短期研修が実施されます

ハーバード大学・MITへの「海外短期研修」が実施されます

1 趣旨説明     
  北海道札幌北高等学校長  大鐘 秀峰

 今年度から実施される海外短期研修参加者が決定しました。これから実施に向けて、オリエンテーションを重ねていきますが、すべて学習の過程です。準備段階からの皆さんの主体的、協働的な深い学びに期待しています。
 今日の教育改革は目まぐるしく進んでいます。その出発点は日本人の学力が国際化社会で通用するのかという問題意識です。変化の激しいこれからの社会では、知識だけではなく、多様な人々と対話を重ね、協働しながら問題を解決していき、社会貢献できる人材が求められます。
 大学でも高校教育に連動して、グローバル化に対応して、閉鎖性から脱し、国際性を身に付け、世界の中で国境を越えた大きな問題に取り組んでいける人材を育成したいと国際化を強く打ち出しています。
 そのような変化の中、札幌北高はどうあるべきか。大学入試だけに限定された狭い学力ではなく、大学入学後、さらに社会に出てからも有効な広い学力が札幌北高生にはふさわしいと考えます。そのため、学力はもちろんのこと、対話力や人間力も求められることになります。 
 幸い本校の生徒は学力の基礎体力が十分備わっています。まだまだ私たちが気づいていない未開拓の可能性が眠っているのではないかと考えたとき、やはり海外に赴いて本物に触れることで大きな可能性が開拓されると考えました。
 現代の日本社会は閉塞感があり、視野が狭くなって、内向きになっている面があると感じます。それを乗り越えて、個々の生徒が自分が気づいていない可能性を自ら開いて欲しいというのが私たちの願いです。
 自ら海外研修に志願した一人ひとりの生徒が本校創立以来初めての海外研修をとおして、より良い自己変容がもたらされるのはもちろんのこと、それが個人内にとどまるものではなく、周囲に放射されるに違いありません。
 志あるところに道は開けます。札幌北高の新しい歴史を皆さんが創ることになります。そこにはすでに集団に貢献するという尊い仕事も含まれています。海外研修によって、皆さんの存在がさらに重みを増していきます。皆さん一人ひとりへ心から激励のエールを送ります。

2 「海外短期研修の説明会」が実施され、生徒及び保護者総勢約100名が参加しました

平成28年10月5日(水)の18:00~19:30の時間帯で、彩風館(同窓会館)にて、以下の内容で海外短期研修の説明会が実施されました。なお、参加者総数は約100名でした。

1 海外短期研修の趣旨説明
  北海道札幌北高等学校長 大鐘 秀峰

2 海外研修の概要
 (株)アイエスエイ 取締役  登坂 貴

《概要》
 「自分の限界を自分で決めないこと」の言葉で始まり、海外に行くことで大きく成長できることを、事例を交えながら話をしてくれました。特に、英語に自信のある生徒でも、実際に現地に行きネイティブの人との会話でショックを受けてしまうケースが多いことを教えてくれました。
挫折を味わった直後に、踏ん張れるか否かが成長に大きく影響してくることも教えていただきました。「自分の限界を自分で決めないこと」の言葉で、奮い立ち今回海外短期研修に参加することを決めた生徒が意外と多くいます。

3 諸手続き
 (株)アイエスエイ アドバイザー 明山 崇

《概要》
 男子が滞在する語学学校の寮の写真説明から始まり、ハーバード大学のキャンパス、MITのキャンパスの他に、現地研究施設も訪問します。今回は、DANA-FARBER癌研究センターを訪問するプログラムです。
 女子の滞在形式はホームステイ形式です。他校のホームステイの状況を例に、説明をしていただきました。
 また、事前オリエンテーション3回、出発前のオリエンテーション、事後オリエンテーション及び渡航説明会の日程について説明をしていただきました。

4 学校からの補足
  北海道札幌北高等学校1学年主任 亀谷 千代仁

《概要》
 単に、ハーバード大学やMITのキャンパスを見学するのではなく、これら大学に在学している日本人の大学生や大学院生の方々との対話や、グローバルに活躍している日本人の方々との対話を通して、「グローバル人材」に自分もなれることを肌で感じ取っていただきたい。また、東京大学、東京工業大学や一橋大学などの難関大学へ進学し、その後にハーバード大学の大学院やMITの大学院への進学というキャリア・パスも考えられることを知識として得ていただきたい(career pathの拡大化)。そのためにも、海外短期研修の後には、東京地区大学訪問への参加も考慮に入れて欲しい旨を伝えています。

3 「海外短期研修のプログラム」の概要について

 研修日程の予定はこちらです。(PDF)

4 「海外短期研修のプログラム」の参加者の保護者の意見について

 参加申込書には、(1)本人の志望理由を記載する項目と(2)保護者の意見を記載する項目があります。参加申込書を出された生徒さんの「保護者の意見」を以下に、掲載します。保護者の方々のお子さんに対する期待や研修に対する思いが込められており、担当者としても感激している次第です。 安全に出発し、安全に帰国するのは当然のこと、生徒一人ひとりが肌で国際化を感じ、イングリッシュ・シャワーの中で、自分自身に挑戦をし、世界が認める一流の大学ハーバード大学とMITのキャンパスを見学して大きく成長してこられるように、私共、学校関係者も身の引き締まる思いで一杯です。今回の海外短期研修が今後の札幌北高校の海外研修として長期にわたり実施されていくよう、第一期生として出発前より、心身も知力面も準備万端整えていきます。

 保護者の意見はこちらです。(PDF)

北海道日独協会創立60周年記念式典・記念講演会が行われました

平成28年10月10日(月)、京王プラザホテル札幌において北海道日独協会創立60周年記念 式典・記念講演会が盛大に開催され、本校OBである上智大学 木村直司 名誉教授による講演(演題「新渡戸稲造とゲーテ」)・ミュンヘン大学名誉教授 W.シュラーム名誉教授による講演(演題「大野精七とドイツ」)のほか、元ベルリン大学講師で音楽家の大平由美子さんのピアノ生演奏等が披露されました。参加した生徒からは「ドイツ文化の奥深さや日独交流の歴史(医学や文学)の重みを実感できた」「ドイツを知り、ドイツ語を学んでみようと思った」等の感想が寄せられました。

ミュンヘン大学名誉教授 W.シュラーム名誉教授による記念講演

タイ王国から学校視察団の訪問がありました

平成28年10月5日(水)タイ王国チェンライ県立サーマキー中・高等学校(Samakkihiwitthayakhom School)から、Dr.タワットー.チュムチョープ校長先生をはじめ30名の先生方が本校を視察訪問されました。同校では以前よりHP等を通じて本校の教育活動に興味・関心を持っておられていたとのことで、このたびの訪問は「特定非営利活動法人日本タイ教育交流協会」を介して実現したものです。当日は、まずは本校側から学校概要を説明し、その後学校施設や授業風景を見学していただきました。みなさん、熱心に写真撮影するなど、サーマキー中・高等学校の先生方の教育にかける熱意が伝わるようでした。特に物理のアクティブ・ラーニング型授業等にはたいへん興味を持たれ、熱心に見学されていました。この機会が、タイ王国と日本の学校との友好の架け橋になれば幸いです。

スリランカで医療ボランティア

本校3年生の吉野今日花さんが、平成28年度官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム~に参加し、スリランカで医療ボランティアを行いましたので、紹介します。

メディカルキャンプで医師の診察を見学

(1) 留学の概要
平成28年6月26日から7月17日の3週間スリランカで医療ボランティアを行いました。小児科、外来、集中治療室に入って医師と患者のやり取りを見たり、手術を見学したりしました。医療セミナーでは現地の医師から、スリランカの医療事情について学ぶことができました。メディカルキャンプでは現地の小学校を訪問し、子供から大人まで約200人の血圧や血糖値を測る活動をしてきました。

(2) 今回の留学を振り返って
日本で異文化体験をするのではなく、自分が直接、違う文化、言葉、習慣の中に飛び込むことで、自分がいかに「日本人」であったかを学ぶことができました。留学前は先進国として日本にできることは何かを考えていましたが、発展途上国にとって大切なのは先進国のながれに沿うことではなく、その国の良さを生かしたその国なりの発展をするであると考えられるようになりました。今回、全国から集まる熱い思いをもった高校生と出会えたことは私にとって大きな刺激になりました。達成したい目標、自分の思い、留学の目的などを深く考え、明確にしてから留学できたことで、実りの多い留学にできたと思います。また、アンバサダー活動をすることで世界から日本を見て、改めて日本の良さを考えるきっかけにもなりました。

「HLAB TESHIO」で国際ワークショップに参加しました

1 趣旨とその概要
HLAB TESHIOは、世代や国籍、分野を超えて互いから学ぶリベラル・アーツ教育を体験し、また、多様性溢れる環境の中で「地方創生」等について議論をすることで、主体的な進路選択と将来的にグローバルな視点を踏まえた地元の創生のリーダーシップを養成することを目的として、平成28年8月25日(木)・26日(金)の二日間、天塩町で開催されました。主催が、一般社団法人HLABと天塩町であり、後援が、内閣総理大臣官邸 国際広報室と北海道教育委員会である今回のHLAB TESHIOに、有り難いことに本校からは、1年生の女子3名が選出され参加してまいりました。

写真1 集合写真の撮影風景

2 プログラム
(1)チーム編成 
全部で8チームが編成されていました。1つのテーブル(円卓)には、海外の大学生、日本の大学生(バイリンガル)、そして、北海道の高校生が座っていました。
プログラムのスタート前には、英語での自己紹介が行われ、各テーブルには、あたかも英語のシャワーが設置されているかの様に、英語が飛び交っていました。そうした中、全ての高校生が物怖じせずに、堂々と自己紹介をしている姿は「頼もしい」の一言でした。また、周囲の人達は、この英語のシャワーを浴びている状況と若者達の熱気溢れたディスカッションに圧倒されていました。

写真2 会場の雰囲気

(2)ディスカッションのスタート
 
「地方の創生とは何か。」について、熱いディスカッションが交わされ、そして、チームとして一つの結論を導いていく。そのプロセスの中で、他者の発言を傾聴し、自分の意見も確実に発信していく。こうしたやり取りが1時間以上も続きました。海外の大学生は、各テーブルで高校生に発言を促したり、プレゼン用紙への書き込みのアイディアを募ったりと、高校生のサポートを行っていました。高校生も、感謝の意を表していたようです。

写真3 意見を英語でまとめている様子

「天塩町の農業従事者をどう確保すべきか。」など、天塩町の農業基盤に踏み込んだディスカッションが行われたチームもありました。また、地方の人口を増やすなど、根本的な課題を抽出し、その解決策を見つけようとしたチームもありました。「唯一無二の正解」などは存在しません。

写真4 KJ法

写真5 PCS法(Problem-Cause-Solution)

どのように状況を分析し、それに正対する課題解決を見つけ出すには、多くの人たちの意見を傾聴し、自分ならではの視点を持つことも大切でしょう。今回の、HLAB TESHIOに参加した3名は、口々に「楽しく、有意義なものであった。」と話しています。今後の彼女らの大きな成長を大いに期待しています。
今回、このような機会を与えてくださった、天塩町とHLABには深く感謝申し上げます。

文責 1学年主任 亀谷 千代仁